安らかに送り出すための葬儀の教科書|初心者向け

数珠

昔から行われている葬儀

お花

元々、葬儀は人間が本能的に行ってきた宗教的な振る舞いです。旧石器時代から行われており、弥生時代にはお墓まで存在しています。しかし、当時の葬儀と言うのは権力者のみが行える特別な物でした。社会の教科書等にも乗っている通り前方後円墳等はまさしくそれを表していますね。当時の日本は土葬でした、仏教が伝わった事により、だんだんと現代に近い葬儀になってきます。しかし、それでもまだ庶民が行えるような物ではありませんでした、実際に庶民が葬儀をし、火葬を行うようになったのは江戸時代に入ってからなのです。その頃には、日本の人口も急激に増加しており、火葬が1番合理的だったわけなのです。一時的にキリスト教の介入により、火葬が禁止となった事がありましたが、物理的に死人を埋め続けるだけの土地がありませんし、手も足りません。死体が積み上がる事で公衆衛生の面でも害となった事から、火葬禁止の期間は非常に短かったそうです。こうして日本の葬儀は現在の形になってきたわけですね。

現代人はとにかく時間が無い、金が無い。貧乏暇なしとは良く言った物で、経済環境の悪化や雇用状況の劣悪さから、これまで通りに葬儀等を優雅にやっている暇が無いと言う人が増えています。それに、家庭環境が良くなかったまま、親と絶縁していたなんて人も増えています。現在機能不全を引き起こしている家庭は年々増加傾向にあり、子供が親の面倒を見ると言う図式が壊れつつあるのです。死亡連絡によって親が亡くなった事を知り…仕方なく葬儀をする…そんな時に手間を掛けたくない。けど死人を無下にするわけにもいかない…そんな時に利用されているのが直葬です。また、これは普通に時間が無い人や、本人の希望、金銭的な理由から直葬を望んでいる人もおります。葬儀は気持ちですから、直葬でもその人を偲ぶ気持ちがあれば形はなんでも良いのです。これは病院から直接火葬場へ行く葬儀方法で、必要最低限の事だけを行えるようになっています。オプションとして様々な物を付け足す事も可能です。